こんなテレビ番組がありました

昔のテレビ番組が大好きな映像所有者の雑記です。

39時間テレビとは何だったのか:当時の記憶(放送後の顛末等)

 さて、そういうわけであんなに楽しみにしておきながら、挫折してしまったわけですが、私はこうでも他の人は見たんだろうなと思っておりました。
なんせ39時間も放送したわけですから。

 さっそく放送後のTVガイドを買って年末年始の視聴率表を見てみました。
いくら当時絶不調のTBSであったとしても39時間も放送したわけですから、そこそこ視聴率を取ったのだろうなと思ってました。

 ところが...ランキングに入ってないんです
裏番組の「クイズ年末はSHOW・BYショーバイ!!」等は入ってたのですが、39時間の「さ」の字も入ってなかったんです。
当時TVガイドは視聴率ベスト50だったかと思います。つまり50番組掲載していたわけですが、その圏外という事は相当視聴率が悪かったという事です。

しかし、ひとつだけランクインされているものがありました。
それは、日本レコード大賞の15.1%
そして事実上これが39時間テレビ中、最高視聴率だったようです。(しかしながら、これは39時間テレビとは独立して考えた方がいいように思います...。)
レコード大賞とサザンオールナイト「ロック怪獣サザン伝説」以外は軒並み一桁だったようです。

「フジテレビも日本テレビも成功してるんだから、長く放送すれば誰か見てくれるだろう」
TBSの方々は、ひょっとしたらそう思った人もいたかもしれません。
しかし世の中そんなに甘いもんじゃないんですね。
素人ながら当時そう痛感させられました。

筑紫哲也氏は、番組冒頭で「この番組を21世紀まで毎年やる」とはっきり発言しておりました。
いきなり、出鼻を挫かれた状況なので来年はどうするのかと思っておりました。

そして案の定、事態を重く見たのか、時間をなぜか9時間減らして、ジャンルも報道一本に絞り、司会も関口宏に変わり関口宏の報道30時間テレビ」として大幅なテコ入れが行われるのですが、今度は一定の成果を上げる次第となるのであります。